無垢の床材のお手入れ
足ざわりが心地よくて、思わずごろんとしたくなる無垢の床材。
お手入れが大変そうと思われがちですが、実際はとても簡単にお手入れすることができます。
普段のお掃除と、傷やへこみがついた場合のご自分でできる補修方法をご紹介します。
日頃のお手入れ
1.表面のごみやホコリを掃除機やほうきで取り除きます。
※杉材はやわらかいので掃除機を強く当てすぎるとキズがつくことがあります。
2.雑巾で乾拭きします。
3.落ちない汚れがある場合は、固く絞った雑巾で拭き取ります。
4.頑固な汚れは中性洗剤を含ませ固く絞った雑巾で拭き取ります。
※洗剤のつけすぎ、こすりすぎは表面の塗膜を傷めることがあります。
傷やへこみの補修方法
無垢材の傷やへこみは、つぶれてしまった木の繊維に水分を含ませることで元の形に戻ろうとする木の優れた特性を利用して補修します。無垢材ならではのお手入れ方法です。
1.アイロンを温める(中温~高温)※スチーム機能は使いません
2.傷の部分に水をたっぷりかける。
3.その上にふきんを置き、アイロンでしっかりと押さえる。
※水分がジュ―っと蒸発していく音がします。音が聞こえなくなったらすぐにアイロンを離します。(当てすぎるとコゲます)
4.傷が戻りきってなければ何度か繰り返す。
5.傷が補修出来たらしっかりと乾かして完了です。
無垢の床で生活する以上、傷やへこみは付きものです。
ですが、年月とともに色も変化し目立ちにくくなっていきます。
そういった経年変化をたのしむことができるのも無垢材の大きなメリットですので、日々のお手入れもたのしみながら永く暮らしていただけたらと思います。
どうしても落ちない汚れや気になる傷などがあれば処置の方法をアドバイスさせていただきますので、お気軽にお問合せ下さい。